氷の教会

くららまるさんの事を書く。
ただの思い出メモです。

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自分は昔、とてもガチな邪神ルームに入っていた。
入っていたのだが当時の自分は全然ガチ勢ではなくTAの知識なども乏しく、ルム内では若干浮いていた。ルム主さんを尊敬する思いだけで何とかやっていた。

さまざまな事情からルム主さんがアストルティアに来なくなり、邪神周回もなくなり、ルムは静かになった。
そんなある日、ルム員の人間女子が、突然アフロのプクリポに変身した。
それがくららまるさんだった。
しかも毒々しい紫色のプクリポだ。静かだったルムチャに「くららちゃん！？」という声が響いた。ちなみに種族変更券など無い時代だった。
「ダクキン色じゃん！」「やみのはどうぶしゃー！」「はどう吐かないでｗ」ずっと静かだったルムに、久々に会話が流れた瞬間だった。

毒々しい色で目をきらきらさせたくららまるさんが、「最近みんなであそんでないね。こんどあそぼう！」と言った。ルム内に、これまで無かったような癒しの空気が生まれた。紫アフロのくららまるさんは、毒々しいけど、天使に見えた。
それでも自分と彼女はフレにはならず、ルムはやがて解散になった。

twitterで繋がったのはルム在席中だっただろうか。料理の話や映画の話をたまにして、ドラクエの話はほぼしなかった気がする（そもそもそれほど話していない）。
ある日、かえでさんの主催する夏イベントで、おかっぱの人間女子にイイネされた。
振り返るとくららまるさんがいた。「かえでさんとフレなんだ？」「そうだよー！世間は狭いね」とそんな話をした。その時も、フレにはならなかった。

フレになったきっかけは、何だっただろう。少なくともドラクエ内ではなく、twitterのDMだった。もう残っていないので、確認できないが。
とにかくルム解散後、しばらくしてからフレになった。
それからくららまるさん主催の、ゆるふわ邪神周回に何度か参加した。最初に出会った邪神ルムはガチ寄りだったし、くららさんのフレはガチ勢っぽい人が多くて少々構えていたけど、くららさんの人柄なのか、たまに失敗してもギスギスする事はなく楽しく周回できた。

その邪神周回（DMルムにはじゃしんまる、と名前がついていた）もひと段落して、僕と彼女はふたたびエアフレになった。twitterでごく稀にリプやイイネするくらいで、決して仲良いフレではなかった。

ふたたび遊ぶ機会が訪れたのは、聖守護者だった。
ある夜、守護3になかなか勝てず、あーりんと2人朝まで苦戦していた時にソロで住宅にいるくららさんを見つけて、「行かない？」と声をかけた。もしかしたら自分から誘ったのは、初めてだったかもしれない。
くららさんは快諾して、自分のフレを誘って来てくれた。4人で行った。天天僧僧だっただろうか。結局1飯して勝てず、朝の6時になり解散となった。
「ざんねんだったねー！またいこうね！」
あのルムチャと同じ温度で彼女からフレチャが来た。

それからは何度か守護者に誘って、遊んだ。心残りは、彼女から誘われた時にいつも自分の都合が悪くて、断ってばかりだったこと。

何となく、やっと仲良くなれたという気がしていた矢先、彼女がtwitterで引退を表明した。
それからの展開は本当に速くて、表明した時には既にフレ切りされていたし、リプやDMで話はしたものの、日付が変わったらあっさり彼女の垢は消滅した。
なんて潔い終わりだろう。もうDMもリプも見ることは叶わなかった。

彼女が書いていた料理のレシピやRTしていた紅茶の淹れ方。何も残していなかった。
写真すら、一枚も一緒に撮ったことがない。人間姿の彼女がどんな顔だったか既に思い出せない。（さすがに忘れるの早すぎだろ！と突っ込まれそうだが。）

最後にDMで話をした時、「ルムに居たとき、くららさんのあのチャットにすごく癒されたんだよ」と伝えられたことだけは自分を褒めたい。
くららさんは最後にこうDMで言った。
「わたしは、ドラクエには、人に会いに行ってたんだなあって思う」

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最後はあっさり消滅することで、毎日人と遊べることの幸福を教えてくれたくららまるさん。（そこまでは考えてないだろうけどね）
世界のどこかで元気に暮らしていてください。あの時もあの時も、ありがとう。